2011年02月22日

国宝 火焔型土器

新潟県唯一の国宝が十日町市博物館にあります

約5500年前の縄文文化の最高傑作と言われる 火焔型土器です

雪深いこの地 この火焔型土器が信濃川、魚野川沿いに多く発見されています

つい明治までは新潟は日本でも一番人口が多いところでした

雪がもたらす自然と共存し、数千年間文化を育んできました

しかし明治以降、西洋的価値観から日本海側は裏日本とも言われ、自然と共存してきた日本独自の文化が時代遅れとも言われ雪国文化が消滅の危機だと思います

5000年前も今もエジプトでは権力者が変わらず民衆を支配し、当時は権力の象徴 ピラミッドを造っていた時代に、日本は一万年間続く縄文文化が日本海側を中心に栄えていたと言われています

最近の研究では縄文時代にもすでに稲作をしていたと言われています

しかし過度な稲作は富の格差や権力構造を生む為に程よい程度に控えていたと言われています

火焔型土器を創造する当時の日本人はどんな人達だったのでしょうか

世界はまだまだ富と権力構造の価値観で支配されています

せめて我々はそんな世界から外れて縄文時代に続く日本の昔からの価値観を掘り起こす必要があります


いかがでしょうか


高橋 五輪夫



Posted by 卵の湯守 at 20:06